こけし祭りが終わって数日後の土湯に足を運んできました。
まずは西田記念館。
企画展では豆こけしたちが展示されていました。
豆サイズでも数が揃うと見応えありますね。
常設展示では明治時代からの古品も並びます。
普段は学芸員の方がいるそうなのですが、この日はあいにく不在。
そのかわりに館長さんらしき人が親切にいろいろお話を聞かせてくださいました。
紫外線カットのガラスや定期的な配置換えなどを行っているとのこと、
管理に気を遣っているだけのことはあって色鮮やかな描彩が保たれています。
展示の仕方や職員の方の対応など、こけし愛を感じる素晴らしい記念館でした。
続いて土湯温泉中心部へ。
天気が悪かったこともあり観光客も少なく静かな雰囲気。
足湯のそばにこけし提灯。
「土湯伝承館」なる建物を発見。
自由に入れてこんなにこけしを展示してあるのになぜか無人。
普段から無人なのか、祭りで燃え尽きてしまったために無人なのか不明です。
うわさのアサヒ写真館ギャラリーへ。
写真館なのにこけしの展示販売を行っているという面白いお店です。
おまけに喫茶スペースもあります。
さらにこけしの絵付け体験までできます。
しかも特注の手回しろくろマシーンが使えます。
もはや写真館の域を完全に超えています。
さっそく体験してみました。
返しろくろの技法にも挑戦してみましたが、やはり難しいですね。
店のご主人のお話では最近のこけし人気の影響で、
祭りの当日にはたこ坊主を買い求めに朝から行列ができたそうです。
しかし、ご主人いわく「3年後にはブームは終わっているでしょう。」と、やや冷めた分析。
3年後のこけし祭りもみんなでならびましょう。
お土産の土湯こけし。
梅津正永さん作。
と、それを真似て作ってみた豆こけしです。
例の災害で大変な福島ですが、土湯近辺は放射線の測定値は比較的低いそうです。
みんなで土湯に足を運びましょう。